大河原芙由子 共同代表退任のお知らせ

この度、PLAY ART！せんだい共同代表の大河原芙由子は、新たなステージへの挑戦のため、共同代表を退任することになりました。

2019年のトリッキー・ハットとの演劇ワークショップを発端に、それまで温めていたアートと社会を掛け合わせる活動を真正面から行いたいと立ち上げたPLAY ART！せんだい。これまで、活動にご参加くださった方、共に創作を行ってきたアーティストの方、文化財団や行政の方等々、取り組みを通して出会った皆さまに感謝申し上げます。

炎プロジェクトの演劇ワークショップで、「今まで自分の人生なのに、舞台の袖から見ているような気がしていた」とおっしゃられた参加者の方がいました。ドラマティックでした！

「お母さーん」というただ一言の言葉から、感情が呼び起こされ、涙を誘われる場面もありました。

自由をはらむ演劇の空間では、私たちの日常生活ではどうしても拡散しがちな、からだ・こころ・そして自分のスピリットの”今ここ”をとらまえることができる、そして、また新しく、ただ一歩でも道を歩みはじめることができる。そんなスペシャルな場面に、数々のワークショップの場で立ちあわさせていただきました。そして、参加者同士やアーティストの皆さんが、即興で、自分の枠をちょっと、時に勇気を出してはみ出して表現することで、笑いが生まれたり、感情が呼び起こされたり共感したり、本当に豊かな時空間を共に過ごさせていただきました。

これからも演劇をはじめとするアートの可能性を信じています。ありがとうございました。

大河原芙由子